テーマを決めて写真を撮りたいと思い、雨の降る夜に自動販売機を撮影してきた。
なぜ自動販売機なのかというと、夜にポツンと光る姿が写真映えするんじゃないかとイメージできたから。
とはいえ外は雨。
雨の中、自動販売機を撮影する一人の男。もしかしたら通報案件なのかもしれない。いま振り返っていてやっと気がついた。
撮っているときは「張り込みしてる週刊誌の記者ってこんな感じかな」程度に楽観的に考えていたけど。危なかったな。
雨の中、おそらく怪しかった
雨はかろうじて傘をささないでもいいかな程度。気持ちいい。
夜に外で写真を撮ることはほとんどなく、どうやって撮ったらいいのかも分からない。とりあえずパチリとしていく。
撮った自動販売機は5スポット計6台。狙ったわけではないがコカ・コーラもあればサントリーやアサヒ飲料、ダイドードリンコと各種メーカーを揃えることができた。
途中、雨も上がる。地面が濡れて光が反射するのもプラスに働く。
満足した。
そう簡単に思っていた通りにはならない
家へ帰り、さっそく撮ってきた写真を確認してみると、思ったようなものにはなっていなかった。
暗い中に白い光がボワァっとしている感じ。もっと静かな感じになるかと思ってたけどそうはいかないらしい。
ということでレタッチなるものを試してみる。程度が分からずやりすぎてしまったかもしれないけど、まあこれでいいかなと。
これだけ自動販売機を撮ってきたというのに、缶コーヒー1本も買ってこなかったのは申し訳なかった。
モデル料はまた今度支払うことにする。